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工務店側に「提案力」がある

工務店側の提案力はいろいろありますが

建築主側からの視点で見ますと「要望」を実現できる提案力になります。

Message

3部門の「提案力」

1.「住宅」に関する提案力

2.「設計」に関する提案力

3.「建築」に関する提案力

価値創造できる提案力

建築主側に対応して、価値創造できる提案力

住宅には様々な「住宅テーマ」があります。耐震住宅・省エネ住宅・長期耐久住宅・ローコスト住宅・家族仲良く・家族の健康…。

建築にも「建築テーマ」があります。建築費を安くする・工期を短くする・予算をオーバーしない・設計図書通りの工事・トラブルを起こさない…。

工務店側の提案力とは「住宅テーマ・建築テーマ」に対応して「価値創造」できる能力になります。従って、提案力で工務店を評価することもできます。

要望

(建築主)

 

思考

(工務店)

   

具現化

(工務店)

思考はブラックボックス

建築主側は、結果を「賢く判断・賢く選択」する

工務店側の設計業務や建築業務の「思考」部門は、建築主側にとってブラックボックスになります。

理由は「思考する課題は明確」であっても、「具現化するプロセス・複雑さ」を明瞭に言語化することはほぼ不可能だからです。

建築主側にすれば「思考」をそれほど意識しなくてもいいのです。「具現化」された設計内容や施工内容を「賢く判断・賢く選択」することです。

建築主側の「要望・質問」に価値のある提案

医師には、内科・外科・神経科…。診断が得意・手術が得意…。いろいろです。工務店側にも、設計が得意・施工が得意、設計部門でも間取りやデザインが得意あるいは構造計画や構造設計が得意、いろいろです。全てが得意であると思わないことです。そうしないと失望します。

工務店の業務は設計と施工です。建築主側にすれば、工務店側の過去の実績も企業の規模もそれほど重要なことではない。重要なことは「現在、望む住宅建築ができるかどうか?」です。

建築主側が「MVV書」をつくっても、実現できる能力がなければ望む住宅建築はできない。建築主側が「質問」をしても、納得できるような提案・回答がなければ期待はできない。工務店側が建築主側の「要望・質問」に価値のある提案できることが重要なのです。

3部門の提案力

最初に相談しようと考えている工務店はどの部門に強みがあるか意識しておくことです。特に注文住宅であれば「設計力」を重点にして判断をします。住宅には多くの機能があります。それを明確にせず「デザイン」こそが良い住宅と思っている設計担当者には注意することです。

また、工務店がどのような規模であってもどのような実績があっても、担当する営業マン・設計者によって提案力が異なってきます。「直接打合せをする担当者によって成果が影響される」ということも意識しておくことです。

少し考えればわかることですが、工務店が健康住宅を考えるといっても担当者は医師でもないし栄養士でもない、工務店側が丈夫な家をつくるといってもその基準は工務店側が決めるわけでもない。

それゆえに、双方が知恵を出し合って創意工夫しながら住宅建築を進めていくことが大事なのです。

現実的に考えますと、工務店間では設計力には大きな差があります。理由は施工は標準仕様や技術基準があるので実現ができますが、設計は標準化できない個別的な能力で成果が異なってくるからです。

「思考」の分野は専門家

工務店に条件や要望を伝える時、必ずしも詳細に伝えることが良いとは限りません。建築主側の要望が「思考」の分野まで踏み込むことで工務店側の提案力を制限してしまうことがあります。

事例で説明します。建築主側が玄関への要望を「広くて快適な玄関、下足にゆとり」と伝えれば、工務店側は「玄関の広さや空間。デザイン。明るさや換気。下足の収納」をいろいろ考えて提案してくれます。

ところが、建築主側が「広さは1.5坪、下足の収納はこのタイプ、窓は広めの窓」と伝えますと、工務店側は「玄関の広さを空間的に考える。合理的な収納計画。デザインを高める開口窓。…」等への創作思考が制限されてしまう。

建築主側は無理難題な要望をしてもいいのです。それを解決するのは専門家だからです。しかし「思考」の分野まで踏み込んでアレコレと注文する時は、良かれと思っても立ちどまって「建築主側は要望する。工務店側は提案する」の役割業務を考えることです。

 

考察

事例/建物(モノ)

事例/住まい(コト)

1.丈夫で長持ち

2.夏涼しく、冬暖かい

3.耐震住宅

4.構造や工法にこだわる

5.自然素材にこだわる

6.デザインにこだわる

7.省エネ住宅

8.最新設備が装備

9.スマート住宅

10.維持費が少ない

11.増改築が容易

12.価格が安い

13.バリアフリー住宅

14.長期耐用住宅

■安全

1.自然災害に対応している

2.人的災害に対応している

3.室内事故に対応している

■健康

1.健康的な室内気候

2.家族関係が良くなる

3.ストレスが蓄積しない

■環境

1.日当たりが良い

2.風通しが良い

3.室内デザインが良い

4.暑くない、寒くない

5.遮音性が良い

■住生活

1.家事労働が楽

2.収納スペースが多い

3.くつろげる

4.趣味を楽しむ

5.ペットと暮らす

■家族

1.家族の会話がある

2.子供が健全に育つ

3.高齢者が住みやすい

4.仲良く同居

5.居場所をつくる

6.介護しやすい

7.インクルージョン