実現できる「実務」を進めていく実務の評価は理論ではなく成果によって定まる そのためには、成果を実現できる実践的な実務であることです。 |
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価値創造ができる実務実務は建築主側に立って進めていく 工務店間で実務の流れや建築技術にはそれほどの違いはないが、建築主側に対応して誠実に進めていく企業姿勢や企業力には大きな違いがあるようです。 企業の存続は「顧客への価値提供である」ことを理解していても、その理解に沿って実践している工務店はごくわずかです。 工務店側の拘りを強く主張するのではなく、建築主側に立って「価値提案・価値創造」という企業姿勢が望ましい。 |
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価値創造を高めていく実務は「建築主側の役割・工務店側の役割」を認識する 住宅建築には一目ぼれはありません。「1.要望を工務店側に伝える。2.工務店側は回答をする。3.工務店側の回答を判断する」との繰り返しで進んでいきます。 進め方のポイントは、住宅建築の思考を複雑にしないで「1.要望を整理する。2.質問をする。3.理解をする。4.納得して決定する。5.記録する。」ことです。
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ビジネスは「お客さん側に立つ」 「価値と満足」を望んでいても実務が対応していなければ難しい。例えば、住宅メーカーのように「早めに住宅商品を選択」をさせてその商品を中心に進めていく。設計事務所のように「早めに設計契約」をして設計業務をできるだけ任せもらう。 一方、工務店側にも問題があります。競合に勝つために「工法や材料あるいはデザイン」を自社の拘りを強く主張して建築主を囲い込みをするような進め方です。 ビジネスでは「お客さん側に立つ」と「お客さんのために」には大きな違いがあります。「お客さん側に立つ」はお客さん側に立って考えることですが、「お客さんのために」は企業側の拘りを押し付ける身勝手さがあります。身勝手な拘りがお客さんのためになると思っているから尚更始末が悪いのです。 建築主側に立って、実務を進めていく 「Myブランド住宅」を実現する実務は、一般的な「建築実務」の流れに「MVV書」と「企画書」の作成実務、「総括する」の実務が追加されます。更に、工事は「確認書」で確認しながら進めていきます。 「総括する」実務は契約前に施工条件を再確認することができ、「確認書」は契約後のトラブルを避けることにもなります。 住宅建築の実務では「後戻り」や「トラブル」を避けることです。「後戻り・トラブル」は建築主側・工務店側の双方に労力と時間を増やすだけでなく、ぎくしゃくした関係にもなります。「後戻り・トラブル」を避ける有効な方法は「理解・確認・記録」です。 共創関係で共通価値を高めていく 実務は、建築主側と工務店側の「役割業務」を明確にし「共通価値」を創造する。 価値創造には「情報と知識」は欠かせません。以前は、工務店側は多くの「情報・知識」を持つことで建築主側より優位な立場にいました。今は多くの「情報・知識」を誰もが得ることができます。 建築主側が得た「情報・知識」を工務店側に提供する。工務店側にも「建築主と一緒に、共通価値を創造する」という姿勢があれば、より「価値と満足」の高い住宅建築を進めていけます。しかし、工務店側に「拘りやプライド」に執着する企業姿勢が強ければ、難しい。 住宅建築を共創関係で進めていくには「相性」は大事です。ビジネス世界の相性は「好き嫌いや好感」より「ビジネス姿勢」です。住宅建築では「建築主側の謙虚さ、工務店側の住宅建築の考え方や企業姿勢」が重要になります。 |
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事例/企画書(ライフプラン) |
事例/失敗・後悔しないために(設計) |
■ライフプラン 1.ライフサイクル 2.ライフスタイル 3.ライフステージ 4.家庭経済 5.生活環境 企画書は「ライフプラン」から始めます。理由は「住宅は生活する場」だからです。 現在・10年後・30年後・50年後の望む「生活や家族関係あるいは家庭経済や住環境」を整理します。 |
✓ 間取り計画に十分な時間をかけましたか? ✓ 外観の良さだけで、気持ちが高ぶっていませんか? ✓ 住まいづくりは目的が大切であることを理解していますか? ✓ あなたにとって、良い住まいとはどんな住まいですか? ✓ 住まいは生活の場としての環境が大切であることを知っていますか? ✓ 家族生活が将来いろいろ変わっていくことを考慮しましたか? ✓ 子供をダメにする生活環境を知っていますか? ✓ デザインの良さだけで住宅を選んでいませんか? ✓ 住宅は新しい期間より、古い期間のほうが長いこと忘れていませんか? ✓ 住まいの価値をどう考えますか? ✓ 設計担当者の住まいづくりの理念を確かめましたか? ✓ 便利な住宅設備に頼り過ぎてはいませんか? ✓ 見栄は子供まで影響を与えること考えましたか? ✓ すべてについてメリットとデメリットがあることを考えましたか? ✓ 主婦の健康について配慮されていますか? ✓ 間取りチェック書を活用しましたか? ✓ 図面、仕様書、見積書の間にくい違いはありませんか? |